【userLAnd】余っているAndoroidのスマートフォンを利用してLinuxサーバとして利用する。(root化不要)
本記事で行うこと
モチベーション
- 普段自宅用アプリケーションはRaspberry Piをサーバーとして利用しているが、他のサーバーマシンがほしかった。
- 使わなくなった(高価な・・・)Andoroid端末がもったいないので活用したかった。
- userLAndは疑似rootのprootで動作させるため、Andoroid端末のroot化不要であり、最も簡単なLinuxサーバー化だと思ったから。
環境
- M1 Macbook Air
$ sw_vers ProductName: macOS ProductVersion: 11.1 BuildVersion: 20C69
項目 | バージョン・名称 |
---|---|
Android | 9 |
kernel | 4.4.148 |
機種名 | Xperia XZ1 Compact SO-02K |
※古い端末はセキュリティアップデートができない事が多いので、自宅用で利用するようにしてください。
userLAndのインストール
Google PlayストアでuserLAndをインストールしアプリを開く。
対応しているLinuxサーバーは表示されているものが対応している。
公式sourceは以下レポジトリとなる。
2021/2/3時点でメンテナンスが2020/6で止まっているのが気になる・・・。
GitHub - CypherpunkArmory/UserLAnd: Main UserLAnd Repository
ubuntuサーバのインストール
ubuntuアイコンをタップし、username,password,VNCpasswordを設定。
※VNCを利用しなくてもVNCpasswordは必須。
sshを選択肢するとインストールが始めるので数分待つ。
インストールが完了すると、コンソールが開くので先程設定したusername,passwordを入力するとログインできる。
IPアドレスは自宅のルーターからDHCPしたもの。固定化したい場合はルーター側で割当を固定する。
※プライベートアドレスなので隠す必要はないのですが癖で・・・
ubuntuサーバへMacOSからsshログイン
macから先程確認したIPとユーザでsshログインします。
デフォルトではssh portは2020になっているため指定します。
$ ssh hakumai@192.168.XXX.XXX -p 2022 The authenticity of host '[192.168.XXX.XXX]:2022 ([192.168.XXX.XXX]:2022)' can't be established. ECDSA key fingerprint is SHA256:x906JFzoV+84iIp6vo4OGYeYSWai1Df4lcstHq7GsG4. Are you sure you want to continue connecting (yes/no/[fingerprint])? yes Warning: Permanently added '[192.168.XXX.XXX]:2022' (ECDSA) to the list of known hosts. hakumai@192.168.XXX.XXX's password: hakumai@localhost:~$ id uid=2000(hakumai) gid=2000(hakumai) groups=2000(hakumai)
無事MacOSからログインすることができました。