alpine linuxをVMWareFusionにインストールする
本記事で行うこと
モチベーション
環境
macbook pro上でVMwareFusionを利用する
- macのversion
$ sw_vers ProductName: Mac OS X ProductVersion: 10.15.7 BuildVersion: 19H15
- VMware Fusionのversion
alpine linuxのisoファイルのダウンロード
以下のサイトからalpine linux(virtual版)のisoファイルをダウンロードします。
alpinelinux.org
ページ下に『古いリリースはここにあります。』とあるのでそこからisoファイルを選んでダウンロードします。
Index of /alpine/v3.12/releases/x86_64/
この時最新だった『alpine-virt-3.12.1-x86_64.iso』を選択します。
isoファイルで提供されているもので最も最小のvirtual版を使います。
たった40MB程度しかなく、よく利用しているCentOS7のminimal版でも7.9は約1GBもあるので、この時点で驚きです。
VMWareFusionにインストール
早速VMWareFusionしてみます。
あとでapline上でk3sを動かす予定でしたので、少し大きめの2CPU/2MBに変更します。
恐ろしく早く起動してきました。10秒もかかってないです。
rootでログインし、setup-apine scriptが用意されているので実行して各設定おwしていきます。
setup-apine の実行
ここで『setup- + TAB』を押すと候補が表示されます。
各項目を別々に設定することも可能です。
改めてsetup-apine を実行
キーボードの設定で『us』と『mac-us』を選択。
ホスト名はdefaultが『localhost』なのでそのままEnterを押します。
VMWareFusionはdefaultでdhcpでipを割り振ってくれるので、全てそのままEnterを押します。
自動的に設定されました。
rootのpasswordを設定します。
タイムゾーンを『Asia/Tokyo』に設定します。
Proxyは利用しないのでそのままEnterを押します。
NTPはchronyを利用したいのでそのままEnterを押します。
package repositoryは速いサイトを検索して設定してくれるfを入れてEnterを押します。
SSHはdefaultのopensshを使いたいのでそのままEnterを押します。
diskはsdaを入れてEnterを押します。
hddにインストールしてLinuxを使いたいのでsysモードにします。
yを入れて、Enterでフォーマットします。
しばらくして完了したら、rebootして設定完了です。
reboot後も10秒かからずに起動してきました。
今後はmacのterminalからsshして作業したいので、管理用のuserを作成します。
管理用のuserの作成
管理用のuserを作成します。
管理用のuserでsudoで管理用のコマンドを許可したいのですが、
標準のaplineにはsudoがdefaultでは入っていません。
apline公式でもユーザに管理アクセスさせたいときはsudoを入れて、wheelに入れてとありました。
docs.alpinelinux.org
ちなみに本内容とは脱線しますが、wheelというのは伝統的にユーザに管理権限を設定するためのグループのようです。
CentOS系でメディアインストールする時に管理者ユーザを作成すると自動的にwheelに入るので実は慣れ親しみがあります。
ホイール (コンピュータ) - Wikipedia
それではsudoをインストールして管理用のユーザをwheelに所属させます。
それではsudoをインストール
(なんと94MiBもありました・・・)
管理用のユーザをwheelに所属させます。
wheelグループにsudo権限を追加します。
macのterminalからsshで管理用のuser
この状態でmacからログインしてみる。
管理者でないとアクセスできないファイルにsudoでアクセスすることができました。
$ ssh adminuser@192.168.128.27 adminuser@192.168.128.27's password: Welcome to Alpine! The Alpine Wiki contains a large amount of how-to guides and general information about administrating Alpine systems. See <http://wiki.alpinelinux.org/>. You can setup the system with the command: setup-alpine You may change this message by editing /etc/motd. localhost:~$ $ ls -l /etc/sudoers.d ls: can't open '/etc/sudoers.d': Permission denied total 0 $ sudo ls -l /etc/sudoers.d [sudo] password for adminuser: total 4 -rw-r--r-- 1 root root 21 Nov 14 18:33 wheel